前編『ヤンキーは夏でも美白』

全てはガラス製の哺乳瓶から始まった。
先ず、何があったか事の顛末。
今日は午後に急に検査が入ることになったので、じゃぁランチ後の一服もとっとと行って早いとこベッドに戻らなきゃ、
なーんて言いながら母親と17階からエレベーターに乗りました。
途中から、本日退院と思しき男性とその男性の娘か親戚であろう若い子供連れの女性2人がそれぞれベビーカーを押しつつ登場。どちらかのダンナと思われる若い男性も共に、全部で7人(うち大人は5人)がエレベーターに乗車。だいぶエレベーター内は混んでいた。
そんな中、点滴棒を引っ張る私の足の上にベビーカーの中の3歳前後と思われる子供の持つ哺乳瓶が落ちた。哺乳瓶はガラス製の20センチ位の大きさでもちろん中身も3/4位入っていて、結構な重さで私の足に、ゴトン。
普通エレベーターの中にある程度の重みがあるものが落ちたなら、『ゴトン』と響くはず。でもなんせ落ちたのは私の足の甲なので音がするはずもない。混んでいた中で子供の落とした哺乳瓶を拾う母。ベビーカーの周りにはスペースがなく、明らかに床に落ちてないのは言うまでもなくて、母親の方も『あっ』という顔をして私のほうをチラ見した。。。
しかし!『チラ』で終わり、何度か私の顔を見たもののすぐに何事もなかったかのようにダンナっぽい男性と話を始めたその女o(_ _*)o
カチーン(-.-)ノ⌒-~
でも、密室だからそこでヒートアップしたところで何かあったら危険。
証人もいない。他の患者さんやドクターも居たので迷惑行為になる。
そして混んでいたのもあったから、1階に着いた去り際に『さっきはすいませんでした』位の一言があるんじゃないかって、淡い期待も混めつつ喉まで出掛かった言葉を出さずに1階到着。
ドアが開き一番ドアの近くに居た、退院する風な男性が先ず降りて外への出口に向かってそそくさと歩く。それについて若い男性も出口の方へ。そして母子2組もベビーカーを押しながら外の出口に向かおうとしていた・・・結局何も私に言おうとしなかったので、では、と思い私はその女性の肩を、ポンポン、としてこう話した。
「あの、さっきあなたのお子さんが落とした哺乳瓶が私の足の上に落ちたのに気付いてましたよね?何か一言、普通は言うことがあるんじゃないんですか?」
あくまで冷静に、全て敬語で、目はそらさずにそう言った。
だって痛かったんだもん。重かったんだもん。
痛くなかったら言わないさ。そこまで私も痛がりじゃない。
落としたのに絶対気付いてるのに、そのまま去ろうとしたんですもの!!!!!!!!!そんな事がまかり通るなんて、おかしい。
「あ・・・っと、っすか。・・・すいやせーっしたぁ」
#ノ-_-)ノ⌒┻┻
明らかに、気のない謝罪。これにはちょっと頭にきて、
「あの時に普通だったら一言言うべきじゃないんですか?」と続けてしまった私。
確かにこの一言がきっかけを作ってしまったのかもしれない。
でも事の発端は子供が哺乳瓶を落とした事から始まってるから、子供は責任を負える年でもない(3歳位だし)ので、結局は親の良識のなさから生まれた揉め事なのではないかと私は思う。
何やら話す私とその女性に気付いたもう一人の若い母親(後にこの2人は姉妹だったと発覚)。
「あぁん?!」といった感じで接近、説明を、と思って事の顛末を私が話している途中の時点で
「っつーかぁ、今1回謝ったんならぁそれでいいじゃんかぁよぉ!!!!!!!あぁ?!」
「謝ったからとかの話じゃなくて・・・」と言ってる傍から
「ぉおめぇ殴ってやろうかあぁ?!殴るっつーのはなぁ、こぉいう風にすんだよ見せてやるぉ!!!!!!!!!!!」
キタ━━━━━━(゜∀゜)━━━━━━ !!!!

以上、前編『ヤンキーは夏でも美白』をお送りしました。
何度も言いますが、私はもちろん『ポンポン』と相手の肩を触っただけ。そして結果無傷です。肩を強めにはたかれた位で被害なし。
一緒にいて巻き込まれた私の母は多少殴られたり蹴られたりしたみたいだけど、レントゲン撮って整形外科の診察も受けて、結果1箇所打撲。湿布持って帰る程度で済んでるのでご心配なく!!
最後まで書きたいのですがこれだけで大分長くなってしまったので、後編『聖戦〜ジ・ハード〜』は明日に書きまーすヾ(*´ω`*)σ
今日は早めに就寝します。かわゆいばっちゃんも今日は静かなので静かに眠れるかな。
ではまた明日。オヤスミナサイ。